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2026-06-25 のニュースまとめ


AI

OpenAI と Broadcom が推論専用カスタムチップ「Jalapeño」を発表

OpenAI が Broadcom と共同開発した LLM 推論特化型 ASIC「Jalapeño」を発表。クラウドベンダー依存を減らし、2026 年末までに本番稼働を目指す。推論コスト削減と処理効率の大幅向上が期待される。

Google DeepMind、Gemini 3.5 Flash のコンピューター操作機能を発表

軽量・低コストモデルの Gemini 3.5 Flash にコンピューター操作(Computer Use)機能が追加。ブラウザ・デスクトップを自律操作し、RPA 市場の構造変化が加速しそうだ。

OpenAI、ChatGPT Instant のユーザー意図認識とマルチターン対話能力を強化

GPT-5.5 Instant がアップデートされ、意図認識精度・マルチターンコンテキスト追跡・複雑なリクエスト処理が向上。高速モデルの品質が高精度モデルに近づく。

中国 Zhipu AI の GLM-5.2、Claude Opus 4.7 に匹敵する性能を 1/5 のコストで実現

GLM-5.2 がコーディングベンチマークで Opus 4.7 に匹敵する性能を出力トークン単価 1/5 で達成。欧米 AI プロバイダーへの価格圧力が顕著になっている。

Figma Config 2026:キャンバスを AI 統合ワークスペースへ拡張、外部 AI 依存が収益課題に

Figma がキャンバスをコード・アニメーション・AIエージェント統合ワークスペースへ進化させると発表。ただし AI 機能は外部 API 依存で、長期的なマージン圧迫が懸念される。

Hugging Face、実環境向け音声認識ベンチマーク「FFASR リーダーボード」を公開

遠距離集音・背景雑音など実際の環境を想定した ASR ベンチマーク FFASR リーダーボードが公開。実用 ASR 性能の標準評価基盤が整い、開発サイクルの加速が期待される。

NVIDIA NeMo AutoModel で Transformer のファインチューニングを高速化

NVIDIA の NeMo AutoModel が Hugging Face ブログで紹介。学習速度向上と計算効率改善により、大規模モデルの業務適応コストを削減できる。

Stripe・Anthropic・OpenAI が 5 億ドルを投じ呼吸器感染症の予防研究を支援

非営利団体「Intercept」が 5 億ドルを調達し風邪・インフルエンザ予防研究を開始。AI・RNA 医薬品・公共空間の空気清浄を組み合わせた取り組みで、AI の医療応用が加速している。

Google の AI 研究者が競合へ流出継続——Jonas Adler ら Anthropic に移籍

Jonas Adler と Alexander Pritzel が Google を離れ Anthropic に移籍。意思決定速度や研究自由度を求める人材流出が続き、Google の長期的競争力への影響が懸念される。

AI は「増幅器」——基礎力との掛け算が AI 活用の成果を左右する

AI ツールは基礎力の掛け算であり、基礎なき AI 活用は効果が薄いという実践的考察が注目。AI の出力を評価・判断できる人間側の能力が競争優位の源泉になりつつある。


セキュリティ

Operation Endgame が Amadey・StealC マルウェアのインフラを壊滅、2700 万件の認証情報を回収

Microsoft・Europol 等の国際連携で Amadey・StealC の C&C サーバー群が壊滅。2700 万件の盗難認証情報が回収され、ランサムウェアの「組み立てライン」が破壊された。

CISA 警告:Lantronix EDS5000 の重大脆弱性(CVE-2025-67038、CVSS 9.8)が野生で悪用中

CVSS 9.8 の最高危険度脆弱性が産業用ネットワーク機器で実際に悪用中。認証なしでリモートコード注入が可能で、OT/ICS 環境への影響が深刻だ。

CISA:Ubiquiti UniFi OS の 3 件の重大脆弱性(CVE-2026-34908/34909/34910)が攻撃に悪用中

認証なし RCE を含む 3 件の脆弱性が実際の攻撃で悪用されている。世界中に普及している Ubiquiti 機器への影響範囲が非常に大きく、緊急パッチ適用が求められる。

Mandiant、Cisco Catalyst SD-WAN ゼロデイ(CVE-2026-20245)の攻撃手法を詳細公開

CSV ファイルをアップロードしてルートアクセスを得る多段階攻撃と、アンチフォレンジック技術の組み合わせが確認。企業ネットワーク根幹の SD-WAN インフラへの脅威だ。

Cordyceps:CI/CD ワークフローの欠陥で Microsoft・Google 等 300 超のリポジトリがサプライチェーン攻撃の危機

過剰な PR 権限が根本原因の CI/CD 欠陥「Cordyceps」で、無認証ユーザーが 300 超のリポジトリで任意コードを実行できる。サプライチェーン全体への被害拡大リスクが高い。

GitHub Action「codfish/semantic-release-action」が Miasma マルウェアに侵害

人気の semantic-release-action(v2〜v5)が侵害され CI/CD シークレット窃取ペイロードに差し替えられた。使用組織はシークレットのローテーションとバージョン固定対応が急務だ。

悪意ある Edge 拡張機能「Edgecution」がネイティブメッセージングを悪用してランサムウェアを展開

ブラウザ拡張機能のネイティブメッセージングを悪用した新手法でランサムウェアを展開。ブラウザのサンドボックスをバイパスする攻撃ベクターとして注意が必要だ。

AI エージェントへの「情報」攻撃——信頼データへの埋め込み型プロンプトインジェクションが脅威に

信頼されたデータソースに悪意ある指示を埋め込み AI エージェントを操る攻撃が増加。AI 利用基盤の普及に伴い、組織はエージェントの権限管理と入力検証の強化が急務だ。

macOS の複数の挙動を連鎖させ、標準ユーザーが EDR 等のエンドポイント保護を無音で無効化できる手法が発見

管理者権限なしで EDR を無効化できる手法が macOS で発見。企業環境の Mac デバイスで保護が無効化されていた可能性があり、エンドポイント保護の稼働確認が推奨される。

JPCERT/CC 週次レポート(2026-06-24):Microsoft Edge・Node.js・Zyxel・Drupal 等に複数脆弱性

JPCERT/CC が Microsoft Edge、Node.js、Zyxel GS1900、Drupal コア、crypton-x509-validation の脆弱性を報告。広く使われるミドルウェアとネットワーク機器への対応が求められる。


その他 IT

AWS Lambda MicroVMs 登場——サーバーレスの手軽さでステートフルかつ VM 分離された実行環境を提供

Lambda MicroVMs が Firecracker で VM 級隔離とステート保持(最大 8 時間)を実現。AI 生成コードの安全実行やインタラクティブ開発環境に新たな選択肢が加わった。

AI がエンジニア職を奪うと言われたが、新データはエンジニアが最も雇用耐性の高い職種であることを示す

SignalFire 調査でエンジニアの採用比率が増加傾向であることが判明。AI 時代においてもシステム設計・品質管理・セキュリティ評価を担うエンジニアの需要は衰えていない。

Micron Technology、AI 需要によるメモリチップ不足で第 3 四半期売上が前年比 4 倍の 414 億ドルに急増

Micron の売上高が前年比 4 倍の 414.5 億ドルに急増。HBM 需要爆発がメモリサプライヤーに恩恵をもたらし、AI インフラブームが半導体サプライチェーン全体に波及していることを示す。

Elastic が従業員の 7% を削減——AI 競争激化と事業再編を背景に

Elastic が全従業員の 7% をレイオフ。AI ネイティブな検索・分析ソリューションとの競争激化に対応した選択と集中を図る組織再編の一環とみられる。

Slate Auto、24,950 ドルからのシンプル設計 EV トラックを発表——Jeff Bezos 支援のスタートアップ

Bezos 支援のスタートアップが約 25,000 ドルの低価格 EV トラックを発表。航続距離 205 マイルで機能を絞り込んだシンプル設計が特徴で、EV 市場のエントリー普及を狙う。

Sceye、成層圏を飛ぶ太陽光プラットフォームで 5G 相当のインターネットを空中から提供へ

Sceye が HAPS から 5G 接続を提供へ。衛星コストなしで広域カバレッジを実現し、災害時通信や通信インフラ整備困難地域への活用が期待される。

AI コード生成時代でも、コードレビューはなぜ依然として必要なのか

AI 生成コードの設計上の問題やセキュリティリスクはレビューなしには見抜けない。AI 支援でレビューを効率化しつつも、人間による最終確認体制の維持が重要だ。


金融

金融庁、サステナビリティ開示基準に関する内閣府令等の改正案についてパブリックコメントを開始

ESG・気候変動情報の開示要件強化に向けた内閣府令改正案が公示。ISSB 基準との整合を図る内容で、上場企業・金融機関の開示対応に影響を与える。

金融庁、令和 8 年金融機能強化法改正に係る政令・府令案のパブリックコメント結果を公表

地域金融機関の資本増強を支援する金融機能強化法改正のパブコメ結果が公表された。地域銀行・信用金庫等が公的資本支援をより柔軟に活用できるよう制度が整備される。

日本銀行、6 月 15・16 日の金融政策決定会合における主な意見を公表

日銀が 6 月会合の主な意見を公表。QT(量的引き締め)の進め方や国債買入れ運営に関する委員の見解が示され、金融市場の政策方針読解に重要な材料となる。

日銀・植田総裁が全国信用金庫大会で挨拶——氷見野副総裁が代読

植田総裁が全国信用金庫大会向け挨拶を発表し氷見野副総裁が代読。地域経済への期待と金融政策正常化プロセスへの配慮が伝えられたとみられる。