海外旅行保険が10年ぶり値上げ、契約者増でも赤字続く保険収支が映す日本の経済力低下
海外旅行保険が10年ぶり値上げ、契約者増でも赤字続く保険収支が映す日本の経済力低下
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | 金融 |
| 日付 | 2026-08-30 |
| 元記事 | 日本経済新聞 |
要約
東京海上日動火災保険が2026年7月に個人向け海外旅行保険料を3年ぶりに引き上げ(7日以内コースで平均約20%値上げ)、損害保険ジャパンは31日超の長期商品や家族一括プランの取り扱いを廃止した。旅行者数の回復で契約件数は増加しているにもかかわらず、保険収支は赤字が続いているのが特徴だ。背景には円安による海外での医療費・現地コスト上昇があり、日本人旅行者が海外で支払う治療費や搬送費が増大している。これは日本円の購買力低下という構造問題と直結しており、保険収支の悪化は日本の実質的な経済力低下を間接的に示している。保険会社のリスク管理上、長期・大口商品の採算確保が困難になっており、個人の海外旅行費用全体の増大としてより広い生活コストにも影響を与えている。