円安諦観が市場に広がる——160円超が新常態、GPIF主導の円高誘導策にも疑問
円安諦観が市場に広がる——160円超が新常態、GPIF主導の円高誘導策にも疑問
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | 金融 |
| 日付 | 2026-07-22 |
| 元記事 | 日本経済新聞 |
要約
対ドル円相場が160円台で高止まりする中、市場参加者の間で円安が新常態(ニューノーマル)であるとの見方が広がっている。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を通じた国内資産へのシフトで円高を誘導する政策案への実効性にも市場は懐疑的だ。日米金利差は縮小傾向にあるものの、経常収支の構造変化(デジタル赤字・観光収支)が円の継続的な下押し圧力となっている。企業の輸入コスト上昇・家計の実質購買力低下が続く中、政策当局が為替水準を制御する手段が限定的であることが改めて浮き彫りとなった。